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学校の先生達は毎日膨大な業務をこなし、みんな口を揃えて「忙しい」と言っています。
もちろんその忙しさは本当なのですが、ちょっと仕事の中身を見てみると
ぽん
ということが多々あります。
事例:コロナで休校になったら仕事が増えた
2020年の3月、コロナの流行で学校が一斉休校となりましたよね。
その時、私の勤務校では多くの仕事が生み出されたのでご紹介します。
電話連絡
休校中の児童の様子を知るために、担任が電話連絡をしようという提案がありました。
「児童の様子を知って、それからどうするのかな?」と疑問に思った私は質問をしました。
「健康観察をするという点で言えば、メールでよろしいのではないでしょうか?もともとクラス全員への連絡はメールで行っていましたよね。夜しか電話に出れない家庭もあると思うのですが…」
するとこれに対しての先生方の返答は、
「メールだなんてありえない。時間外はやむなし。」
「文字ではなくて、実際に会話をすることが大切。」
「児童の健康状態を把握しておかなければならない。」
ということでした。
結局、全ての世帯に1週間に1回電話をしなくてはいけなかったのでとても大変でした。
ぽん
家庭訪問
電話連絡の流れで、
「家庭訪問もした方がいいんじゃないですか?」
という先生が出てきました。
さすがに家庭訪問は満場一致とはいかなかったのですが、
「週に1回程度はすべき」
「対面が気になる場合はインターホン越し」
という結論に至りました。
私は「コロナで休校なのに対面するんですか?電話もするんですよね?その上で必要ですか?」と、ここでも掛け合ってみましたが、
「直接顔を合わせて指導することが大切」
と結論づけられてしまいました。
ぽん
働き方改革諦めモード
「辞める!」と決意するまでは、
ぽん
という使命感に駆られていたので、「おかしい!」と思うことに対しては積極的に声を上げていました。
同じような考えの先生たちを探しては味方につけ、戦ってきました。
でも、最近は
ぽん
と思うことも多いです。
今までは、教員を続けるというビジョンを持って、無理なく働ける環境づくりをしていきたいと思ってがんばってきました。
管理職と言い争いになったこともありますし、理不尽な扱いに一人で涙を流したこともあります。
それでも、これからの自分やもっと下の世代のためと思って我慢して踏ん張ってきました。
でも、今の私はもうすぐ辞める身です。正直、諦めモードです。
追記:2020年3月末に退職してエンジニアに転職しています。
「この労働環境を変えたい!」と思う先生がもっと増えないと、働き方改革を進めることはなかなか難しいだろうなあと感じます。
教員は自分で仕事を増やさないようにしよう
「良かれと思って」何でもかんでもしているようじゃ、働き方改革は進みません。
定時内で実現できる範囲で必要な仕事をすべきなのです。
一人一人が業務を精選することは、他の先生の働きやすさにもつながると思います。
ぽん