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教員は様々な福利厚生があります。
中でも「休暇」に関しては、様々なものが保障されています。
制度としては存在しているものの、実際使えるのかどうか気になるところだと思います。
今日は、3年働いた私が実際に使ったことのある休暇についてお話ししていきたいと思います。
教員の休み①年次休暇(年間20日)
これは1時間単位で取得することができるので、とても使い勝手が良いです。
正直初任の頃は、夏休みになるまで使ったことがありませんでした。
使い方を覚えてから、積極的に使うようにしていますが、正直使い切るどころか3分の1も使えていません(3月で辞めるのにもったいないなぁ…)
私の時間休の使い方
・飲み会だから1時間年休使って16時に帰ろう。
・1、2時間目が専科の時間だから寝よう。(級外の先生に朝の会をお願いする)
・今日どうしてもこの手続きをしなきゃいけない!1時間年休取って抜けよう!
・どうしても疲れた!理由はないけど早く帰る!
こんな感じでちょこちょこ使っています。
年休には理由はいりませんし、私の自治体では理由を書く欄には「私事」と書くことが決まっております。(
ぽん
私は月に何回も使っていますが、1時間単位で取っているのでなかなか減りません。
ぶっちゃけ1日単位で休むのは、長期期間中くらいでした。
休もうと思ったら休めないこともないのですが担任を持っている以上、クラスの子どもたちを誰かに預けて休むことになるので、それはやはり気が引けました。
その代わり、夏休みや冬休みは積極的に休みを取っていました。
教員の休み②特別休暇
これは色々な休暇があります。
産前産後休暇、育児休暇、介護休暇、病気休暇、生理休暇、夏季特別休暇、慶弔休暇…
中でも私が使ったことがあるのは
・夏季特別休暇
・慶弔休暇(結婚)
の2つだけです。
夏季特別休暇
これは、夏休みの間に(9月でも取れますが、学校が始まっちゃうので)年休とは別に5日間休むことができます。
ただ、これを学校の閉庁日に当てるという流れが来つつありますので、好きな時に休めるというよりはお盆休みのような立ち位置になっている学校が多いかと思われます。
私は閉庁日は夏季特別休暇で休んで、自分が休みたいに日に年休を使うというやり方にしていました。
慶弔休暇(結婚)
これは、結婚した教員が取ることのできる休暇です。5~7日間の場合が多いと思います。
結婚した時は、「そんなに休めるか?」と思い躊躇しました。
でも、事務さんに取得時期について相談したところ、夏休みに取得することも可能(結婚時期は春)だと言われたので、職場に少しでも迷惑がかからないように夏休みに取得しました。
それでも校長には
「自分たちの時代で取る人はいなかったなあ〜!時代だね〜!」
と嫌味を言われましたが、気にせず休み新婚旅行を楽しみました。
教員の休み③年末年始休暇
年末年始はたっぷりお休みがあります。
12月29日〜1月3日
が毎年決まった休みです。
土日の位置によっては大型連休になることもあります。(2020年度は9日間になりますね!)
私は12月27日、12月28日、1月4日と年休を取って、自分で大型連休にしたこともありました(笑)
ただ、年末年始はみんなが休みたがるので、12月28日にもなると職員室にほとんど人がいなくなります。
そんな時に出勤していると、誰にも話しかけられず、コピー機も使い放題でかなり仕事がはかどるだろうな〜とも思います。
が、やはり誘惑に負けて今年も休んでしまいました。
教員の休み番外編:私は使ったことはないけれど割と使われている休暇
産前産後休暇
当たり前ですが、出産前後の教員はお休みをします。
体調を崩されて病気休暇や年休をあてて早くから休みに入られた先生もいました。
出産後はそのまま育休に入られる先生がほとんどです。
「私たちの時代は産休だけで育休なんか取らなかったよね〜」
とベテランの先生が言っていましたが、「あなたの子どもは誰が育てたの?」と心の中でつっこんでしまいました…
病気休暇
単発の通院などは年休をあてられる先生が多いですが、
入院する場合や療養される場合などは病気休暇を使います。
精神的に辛くなってしまった先生は病気休暇ののちに病気休職で長期療養される先生もいます。
私はまだ3年しか働いていませんが、精神的なことで病気休暇・病気休職された先生を4人見ています。(のちに退職したのが2人)
看護休暇
お子さんを病院に連れて行ったり、看病をしたりする場合に使われます。
「どうせ余ってるから!」と年休で対応される先生も多いですが、
「権利として持ってるものだから使う!」と申請されている先生もいました。
慶弔休暇(忌引)
親戚が亡くなった場合に使うことができます。
父母、祖父母、曾祖父母などによって休める日数が変わってきます。
私も親戚の葬儀で休んだことがありますが、働き始めたばかりで無知だったので年休で対応してしまいました。
葬儀で休むことは管理職にも事務さんにも伝えたのに、忌引休暇のことは知らせてもらえませんでした。
最後に
いかがでしたでしょうか。
なかなか忙しい毎日で休みづらいとは思いますが、思い切って休んでみましょう。
休みを取るという行為は、職員室の中に休みやすい雰囲気を作る一助となっています。
少なくとも私のような若手はベテランが積極的に年休をとる姿に希望をもらえます。
日々の業務が精選されて、今よりもっと休みやすい環境ができたらと切に願います。